あおやまテニススクール様|レジの売上を「手書き転記ゼロ」へ
先日ご紹介した、富士市内のスポーツスクールへのAI活用相談。その続きとして、今回は実際の設定作業に伺いました。掲載をご快諾いただけたので、お店のお名前を出してご紹介します。富士市増川のあおやま庭球塾様です。
前回の訪問で、毎日使っているレジに「売上データをSDカードへ書き出す機能」が眠っていることが分かりました。今回は、その機能を実際に使える形に整える作業です。
初めて触るレジでも、AIに確認しながら進められる
私はこのレジを触ったことがありません。それでも作業を進められたのは、要所要所でAIに確認しながら動いたからです。
まずは適合したSDカードの調達。お店にあった手持ちのSDカードを写真に撮ってAIに確認・ナビしてもらいながらレジに合ったSDカードを購入してもらいました。
作業の途中では、レジに見慣れないエラーが表示されて手が止まりかけた場面もありました(通常ならレジの専門家でなければ解決できません)。そんなときは表示されたエラーメッセージをそのままAIに伝え、原因と次の一手を聞くだけ。この繰り返しで、レジの専門外でも難なく最後まで進められました。
「合計だけ」でなく、レッスンの種類ごとに記録できるように
設定のポイントは、ただデータを書き出すだけで終わらせなかったことです。
そのままでも1日の売上合計は出せますが、それだと「合計いくら」しか分かりません。そこで、レジの商品登録機能を使って午前・午後・ナイターなどの区分を登録し、レジを打つときに区分を選ぶだけで、データが区分ごとに分かれて記録される設定までも完了。あとから「どのレッスンがどれだけ動いたか」の集計が手間なしで見られます。
区分の登録は、メーカーが無料提供しているパソコン用ツールでまとめて入力し、SDカード経由でレジへ流し込みました。設定後はご担当の方に実際にレジを打っていただき、正しく反映されていることをその場で一緒に確認。もちろんこれら設定も、AIに確認しながら進めるだけです。
これで毎日の作業は閉店時に清算ボタンを押すだけ。これまでレジ打ちの度にやっていた帳簿への記入も、営業終了後の集計作業も不要になりました。
特別なシステムは作っていません
今回、新しいアプリを開発したわけでも、月額のサービスを導入したわけでもありません。もともとレジに備わっていた機能を引き出し、使いやすく整えただけ。かかった実費は、SDカード1枚分でした。
設定内容や毎日の操作手順は、すべてマニュアルにしてお渡ししました。私がいなければ動かない、という状態にはしていません。ご自身のお店のことは、ご自身で回せるように。これは、これからも大切にしていきたい考え方です。
なお、いきなり今までのやり方を全部やめるのは危険なので、当面は手書きの記録も並行していただき、新しいデータが実際に使えるものかを1か月かけて一緒に見ていきます。会計ソフトへの取り込みも、安全な進め方を検討中です。
訪問を終えて
今回私がやったのは、「現場の困りごとを聞くこと」と「その場でAIに確認しながら手を動かすこと」でした。初めて触る機械でも、機種名や画面の表示を伝えてAIに『適切に』相談すれば、進め方は見えてきます。高価なシステムを入れなくても、AIの使いどころはこういうところにもあります。
「うちの業務も、なんとかならないか」と感じている富士市周辺の事業者の方は、お気軽にご相談ください。まずは現場のお話を伺うところから、一緒に考えます。