ChatGPTなどのAI、うちの商売だと何に使える?──業種別の考え方
「AIが便利なのは分かった。で、うちの商売だと、具体的に何に使えるの?」
AIの話をすると、一番多くいただくのがこの質問です。今日は、飲食店、小売店、サロン、士業、工務店など、身近な商売ごとに「こんな作業に使える」という例を挙げていきます。読みながら、自分のお店や会社に当てはめてみてください。
まず、どんな業種でも使えること
業種を問わず、こうした作業はAIに手伝わせることができます。
- SNS投稿文づくり
- Googleマップなどの口コミへの返信文
- チラシやPOPの文言
- チラシ・SNS画像・バナーなどのラフ案づくり(画像生成)
- ホームページに載せる文章やFAQの整理
- ブログ記事のネタ出し
画像生成について一言添えると、完成品をそのまま使うより、「方向性を固めるためのラフ案」として使うのがおすすめです。デザインのイメージを言葉で伝えるのは難しいものですが、AIにラフを作らせれば「こういう雰囲気にしたい」が形で共有できます。なお、実在の人物や既存のキャラクター風の画像、商用利用の可否には注意が必要です。
ホームページについても、「AIがあればHP制作は不要になる」という話ではありません。サービス内容の整理、代表挨拶の下書き、FAQづくり、制作会社に伝える要望の整理など、HPを作る前の準備がスムーズになる、という使い方が現実的です。
飲食店なら
- 季節メニューの説明文づくり
- Instagram投稿や、宴会・ランチの告知文
- Googleマップの口コミへの返信
- メニュー表の文言の見直し
- 求人の募集文
- クレームへの返信の下書き
- 外国人のお客様向けの案内文
日々の発信ものと、書きにくい文章(クレーム返信など)の下書きが、特に相性の良いところです。
小売店なら
- 商品説明文やPOPの文言
- セール告知、季節イベントの販促案
- SNS投稿のネタ出し
- お得意様へのDM文
- よくある質問(FAQ)の整理
- 仕入れ候補の商品の比較メモづくり
「言いたいことはあるが、文章にするのが面倒」という作業が、小売の現場にはたくさんあります。そこがAIの出番です。
美容室・サロンなら
- メニュー説明文や初回のご案内
- Instagram投稿、ビフォーアフターの紹介文
- 予約前の注意事項や、キャンセルポリシーのたたき台
- LINE配信用の文章
- スタッフ紹介文
サロンは「言葉の雰囲気」がお店の印象に直結する業種です。AIに下書きを作らせて、自分の言葉に整える、という流れが向いています。
士業なら
- ブログの構成案づくり
- 難しい制度を、一般の人向けにかみ砕いた説明文
- 相談者向けの「必要資料リスト」づくり
- セミナー資料のたたき台
- 顧客向け案内文、メール返信の下書き
士業の強みである専門知識は、「分かりやすく伝える」ことで初めて集客につながります。その翻訳作業をAIが手伝えます。ただし当然ですが、法律・税務・労務の最終判断は、専門家であるご本人が行う部分です。
工務店・建設業なら
- 施工事例の紹介文
- 工事内容の説明文や、見積書に添える補足説明
- 現場写真をもとにしたブログ記事のたたき台
- 採用ページの文章
- 安全教育資料のたたき台
- 近隣への挨拶文
「現場は忙しくて、発信まで手が回らない」という会社ほど、施工事例や採用まわりの文章づくりをAIに任せる効果は大きいはずです。
ほかの業種でも
教室・スクールなら生徒募集の案内文や保護者向けのお知らせ、不動産なら物件紹介文、医療や整体なら院内掲示やお知らせ文、観光・宿泊なら多言語の案内文、製造業なら作業手順書のたたき台。挙げていけばきりがありません。どんな業種にも、「ちょっと面倒な文章仕事」は必ずあり、そこには大体AIが使えます。
使うときの注意点
どの業種でも共通ですが、AIが力を発揮するのは下書きと整理までです。最終確認と事実確認は人が行うこと。特に、法律・医療・契約・個人情報に関わる内容は、必ず人の判断を通してください。
まとめ
AIは、特別な会社だけのものではありません。飲食店にも、小売店にも、サロンにも、士業にも、工務店にも、それぞれの「ちょっと面倒な作業」に使いどころがあります。
「自分の業種だと、結局何に使えるのか分からない」という方は、業務内容をうかがったうえで、AIが使える作業と、使わない方がよい作業を一緒に整理できます。お気軽にご相談ください。