お知らせ

コラム

チャット型AIとエージェント型AI──「相談するAI」と「一緒に進めるAI」

最近、「エージェント型AI」という言葉を見かけるようになりました。ChatGPTならなんとなく分かるけれど、エージェントと言われると急に難しそうで、自分には関係ない話に聞こえる。そう感じている方も多いと思います。

でも、中身はそれほど難しい話ではありません。今日は、この2つの違いを、日々の仕事に置きかえてお伝えします。ざっくり言えば、チャット型は「相談するAI」、エージェント型は「作業を一緒に進めるAI」です。

チャット型AIは「相談相手」

ChatGPTに代表されるチャット型AIは、こちらの質問や頼みごとに、その場で答えてくれるAIです。

  • メール文の下書きを考えてもらう
  • 文章を分かりやすく直してもらう
  • アイデアを出してもらう
  • 分からないことを質問する

イメージは、隣の席にいる物知りな相談相手です。聞けば答えてくれる。でも、答えるところまでが仕事で、その先の作業は自分がやります。たとえば、AIが考えたお知らせ文を実際にブログに載せるのは、自分の手作業です。

エージェント型AIは「作業助手」

一方のエージェント型AIは、目的を伝えると、そのために必要な手順を自分で考えて、作業まで一緒に進めてくれるAIです。

たとえば「この資料を整理して表にまとめて」と頼むと、資料を読み、整理の仕方を考え、表を作るところまで進めてくれます。文章の作成、調べもの、資料整理、表づくり、さらには簡単なアプリの試作まで、「答える」だけでなく「作業する」ところまで踏み込むのが特徴です。

例えるなら、チャット型が「聞くと教えてくれる人」だとすれば、エージェント型は「一緒に手を動かしてくれる人」です。

ここで一つ、大事なことがあります。エージェント型AIは、「全部おまかせで放っておくもの」ではありません。実際には、人間が「こうしたい」「ここを直して」「これは違う」と、確認しながら一緒に進めるものです。優秀な助手と、こまめに会話しながら仕事を進める。そんなイメージが実際に近いです。

エージェントAIで、実際にどんなものが作れるのか

私自身の例を、少し紹介します。

一つは、子ども向けの「さんすう計算カードアプリ」。たし算・ひき算をカード集めの要素で楽しく練習できるアプリです。もう一つは、ピアノ教室向けの「読譜練習アプリ」。楽譜を読む練習を、ゲーム感覚で続けられるようにしたものです。

どちらも、エージェント型AIと会話しながら作りました。簡単な試作品であれば、プログラミング経験が少ない人でも、エージェント型AIと会話しながら1〜2日で形にできることがあります。もちろん、何でも簡単に完成するわけではありませんが、「アプリを作る」という、以前なら専門家に頼むしかなかったことの入り口が、ぐっと身近になっているのは確かです。

注意点も、少しだけ

エージェント型AIも、間違えることがあります。作業を任せた場合でも、結果を人が確認することは欠かせません。

また、会社の情報を扱う場合や、お客様に公開するもの、保守やセキュリティが関わるものを作る場合は、少し慎重に考える必要があります。「試しに社内で使う小さなもの」から始めるのが安心です。

まとめ

チャット型AIは「相談するAI」、エージェント型AIは「作業を一緒に進めるAI」。言葉は難しそうでも、やっていることは、優秀な相談相手や助手との共同作業です。まずはチャット型で慣れて、興味が出てきたら、小さな作業でエージェント型を試してみる。その順番で十分です。

自社の業務で、AIにどこまで任せられるか迷ったら、お気軽にご相談ください。

ホームページのこと、お気軽にご相談ください

「何から始めればいいか分からない」段階でも大丈夫です。完成イメージを一緒に見ながら、ちょうどいい形をご提案します。

無料相談はこちら